こどもと一緒に城めぐりをしているわがや。
今回は、岐阜県土岐市妻木町にある妻木城跡をご紹介します。
自然の「節理」でできた巨石群、楔形の岩、そして神秘的な石垣のある見応えたっぷりの山城です!
過去の城めぐりの記事はこちら👇
土岐高山城跡と近いのでこの日は、土岐高山城跡と妻木城跡と二か所城めぐりにいきました。
目次
こどもと一緒に妻木城跡①妻木城跡について
妻木城は標高409mの山頂に築かれた山城です。
また、城山の北側山麓には、御殿跡、士屋敷跡の遺構が残されています。
いつ築城されたかは定かではありませんが、一説には暦応2年(1339年)に土岐明智彦九郎頼重が祖父である美濃国守護職土岐伯耆入道頼貞の遺領を継ぎ、妻木郷の領主になった後に築城されたと言われます。
しかし、近年の発掘調査によって戦国時代に築城されたことが明らかになってきました。この地方は戦国時代、武田氏と織田信長の両勢力の接点に辺り、織田方の城として防備が整えられていったものと考えられます。
妻木氏は関ヶ原の戦い(1600年)に徳川家康に味方し、その戦功により土岐群内7500石の交代寄合(参勤交代をする旗本)として妻木陣屋を拡張整備しました。しかし、万治元年(1658年)領主の急死により跡継ぎが無く、妻木氏は断絶となり妻木陣屋(妻木城)は取り壊されました。
妻木城は時代とともに改修されてきました。山上には本丸、二の丸、三の丸、太鼓櫓、蔵跡などの伝承があり、また、山麓には関ヶ原の戦い以後大改修されたと思われる妻木陣屋(御殿跡・士屋敷)の区画が石垣とともに残されています。貴重な遺構として岐阜県史跡に指定されています。
妻木城址の会公式ホームページより
岐阜県土岐市妻木町3051-1 八幡神社内
入口は二つあります。
妻木城跡・・・駐車場から10分
御殿跡・・・山頂まで25分(とても険しい道)
※両方とも服装・靴は山歩きの格好で
こどもと一緒に妻木城跡②車を停めて登城
わがやは妻木城跡の入口から入りました。
車で走ること3分ほどしたら駐車場がありました。
車を降りていよいよ山城の山登りスタートです。
山城には恒例の杖!こどもたちも家族全員持ちました。
日陰で涼しかったです。(わがやは9月下旬にいっています)
少し歩いたら、大きなコケに覆われた石がでてきました。
こどもたちも、「おおきな石垣だー!」と言っていたら、
なんと自然にできたものだそうです!
自然にできたものだと知って家族全員驚きました。
こんな大きな岩が自然にできたものなんて自然って不思議です。すごいパワーです。
また少し登ったら、
開けた場所にでました。
一の曲輪跡や
旗立て石がありました。
小さい神社もありました。
大きな杉の木もありました。立派です。
土台の跡ありました。コケや草がついていて歴史を感じ神秘的でした。
石垣も残っていました。
こどもたちは自由に階段を行ったり来たり楽しんでいました。
階段を降りると、
とっても景色の良い場所に出ました!
ここまでくるににこどもの足で15分ほどです。
比較的登りやすい山城だと思います。
「さっき行った土岐高山城どこかなあ」
「小学校があるよ」
などこどもたちは景色と地図を見比べていました。
ここで景色を見ながらいったん休憩し、今度は下山です。
こどもと一緒に妻木城跡③下山
まっすぐ進みます。
伝太鼓櫓とくさび形の石の案内が。
「探検みたい~」とこどもたち。
階段をあがっていくと、
開けた場所にでました。櫓の跡みたいです。
その奥に、「おかあさん!なんか昔の処刑場みたいなのがある!?」
「なにそれ!」
くさび形の石を上からみたところ。
確かにちょっとこわい感じがします、、、
井戸のあともありました。
さきほどのくさび形の石のところまで降りてきました。
さきほどのくさび形の石は、除去しようとして断念したあとみたいです。
出口まであと少しです。
最後に杖を返して出口です。
やはり、山城には杖はつきもの。
あるとだいぶ違います。
そして、キノコや虫、登ったらきれいな景色。そして昔のままの石垣や柱の跡など。
いろんな発見、自然の中を歩く、これがやっぱり山城の醍醐味だと思います!
こどもと一緒に妻木城跡④御城印
次は、御城印の紹介です。
妻木城跡から車で数分の場所にある、
「崇禅寺(そうぜんじ」です。
岐阜県土岐市妻木町55-1
TEL 0572-57-64251
駐車場もあります。
駐車場すぐ横に
大きな萱葺の門がありました。
荘厳な雰囲気が漂っています。
門をくぐると石段が、
石段をあがると、
また門がありました。
二階には鐘もありました。
「鐘楼門」と言うそうです。
本堂やいくつか建物もたっていて、大きな敷地のお寺です。
妻木氏のお墓もあります。
枯山水のお庭もあって、目の保養になりました。
こどもたちはじゃりにしましま模様の線が書いてある~と喜んでいました。枯山水のお庭もあり、通路があるのでその横を通れました。
母とりこは、足跡ついちゃうから絶対にその中にはいってはいけないよと冷や冷やしましたが(^^;)
立派なお蔵もありました。
この中にお宝あるかな~と長男ふん太は目がきらりとなっていました。
父びざおがこのお寺に妻木城跡の御城印があると調べてくれたのですが、売ってそうな場所が見当たらずうろうろしていると、
本堂が大きすぎて気づきませんでしたが、奥に回ると入口らしきものが!
入口にチャイムがあったので、鳴らしました。
中に入ると御城印や妻木城の資料もあったのでここであっていたと、ひと安心。
お寺の人がでてきて色々説明をしてくれました。
妻木城跡の御城印は2種類ありました。
箔押しがしてあるタイプ
家紋と城の名前が大きくはいっているタイプ
両方とも200円でした。
大抵のお城は300円のところが多いですが、妻城跡は箔押しもしてあるし、紙も分厚いのに200円なので得した気分です。
日付は、入れますか?とお寺の人が聞いてくれたのでお願いしましたが自分で入れるか入れないか選べるみたいです。
手書きで達筆な字で入れてくれました。
御城印を購入して、お城の資料をもらって帰りました。
御城印・資料のまとめ方についてはこちらで紹介しています👇
こどもと一緒に妻木城跡⑤まとめ
では最後に、この城跡の魅力をまとめます。
・妻木城跡は、子連れ(わがやの場合は、幼稚園年長・小3)で登るのにちょうどよい山城。往復30~40分くらい。
・次々に景色がかわったり、石垣がでてきたり変わった石や大きな岩がでてきたりミステリーツアーのようで楽しめる。
・御城印を販売しているお寺(崇禅寺)が趣がありとてもよい。すてきな枯山水のお庭もある。
・御城印も2種類あり、200円とお値打ちである。
以上、子連れでいく山城、妻木城跡でした!登りやすいのでおすすめです。